『東大よりも世界に近い学校』日野田直彦著|感想

子育て
けろまま
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理系と文系にわかれる日本の教育制度に疑問を持った高校生時代。

子どもが生まれて、教育について興味がわいて読んでみた1冊です。

『東大よりも世界に近い学校』基本データ

  • 著者 日野田直彦
  • 発行所 TAC出版
  • 出版年 2023年2月
  • ページ数 264ページ

『東大よりも世界に近い学校』感想

「いまの学校は時代に取り残されたオワコンだ」

本の帯にも同様な内容が書かれていますが、

強烈な一言で心を鷲掴みにされました。

戦後から変わっていない日本の教育制度。

「いえない」「いわない」「いわせない」人間を生産するための組織で、

今もその本質が変わっていないために

いつまでたっても自立しない従順な人間しか育たない。

一つの企業に長く勤めるようであれば、

上司の意見をきく忠犬ハチ公はとても重宝されますが、

果たしてそれで日本という国は発展するのでしょうか。

もちろん、今の日本を作ってきたのは

まぎれもなく年配者、ご先祖様だと思います。

けれども、世界が刻一刻と変わっていく中で、

日本だけいつまでも昔の常識に縛られていては

置いてけぼりになってしまいます。

日本の未来の宝である子どもたちが、

日本に対して嫌気がさしてしまったら、

愛国心がなくなってしまったら、

大げさかもしれないけれど

日本という素晴らしい国が

地球という素晴らしい惑星が

滅びてしまうかもしれません。

唯一の被爆国である日本、

しかもウランとプルトニウムの2種類を投下されている日本人の私たちが

なぜ原爆について何も知らないのか、知ろうとしてこなかったのか。

「戦争はいけない」「戦争は二度と繰り返してはいけない」

そう言い続けてきたけれど、

言い続けるだけで、感情面に訴えるだけで

なにも変わっていないのが実情だと思います。

ヨーロッパで原子について研究し、原爆が出来上がるまでの50年間、

日本では原子について何も知らず、刀を振り回していました。

AIや量子コンピュータについて研究が進んでいる現在、

日本では原子についてほとんど何も知らず、平和だと言い聞かせて暮らしています。

今も78年前も日本は変わっていません。

世界で唯一の被爆国である日本人しか経験していないことがあるはずです。

その体験を後世に、世界に伝えていくためには

日本人こそが核爆弾について詳しくないといけないと思います。

これからは、核融合、AI、量子コンピュータと

科学の知識がなくては発展していけません。

そのときに、科学に明るく、

科学を間違った方法で使うと人類を滅ぼすと

経験をもって説明できるのは私たち日本人だと思います。

日本において、科学に詳しい子どもが増えれば

教養と心をバランスよく備えた子どもが多くなり、

たとえ宇宙進出が進み各国が利権争いを始めたとしても

戦争がおきないように行動ができるはずだと思います。

そのためにも、我が家では小さなうちから科学に触れて

一緒に学ぶことを楽しもうと

絵本を読んだり、自然に触れることを大切に過ごしています。

「知識やスキルとともに、自主性、主体性といったマインドセットも重視し、生徒が安心してさまざまなことに挑戦できる学校」

今思えば、わたし自身学校生活で培われたのは

悲しいですが、日本教育の特徴でもある

長い物には巻かれろ精神な気がします。

あれこれと厳しい校則に縛られて

だんだんと自主性がなくなっていったような気がします。

校則はTPOを学ぶためにも、ある程度は必要だと思いますが、

意味のない昔からの慣習で続いている校則は

必要かどうか時代に合わせて一考してもよいかと思います。

この本の中では、

校則を変えたかったら企画書を持っていくそうです。

こんな学校だったら、

こんな余裕のある教育体制だったら

生徒たちも1人の人間として認められているようで

やる気がでてくるのではないかと思いました。

これからの日本を担う子どもたちが

自分の頭で考え、行動できる人になるために

できることからはじめたいと思いました。

最後に・・・

一母親であるわたしには

学校や教育制度を即座に変える力はないので

まずはわが子たちと一緒に

科学の目を持ち、好奇心に溢れた毎日を過ごそうと思います。

そして、このような小さな小さな動きが

やがて大きな大きなパワーとなって

日本を、地球を、宇宙を守ることに繋がると信じて・・・

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